イグアナのサンゴ礁

海水魚飼育を立ち上げからボチボチ更新してく予定

海水水槽へのみりん添加について

みりん添加手法について分かったこと


マリンアクアリウムにおいて、みりん添加は有効です
Reefer170だったら、水が出来上がっているのであれば1回に2cc程度を毎日添加すると、水質は1週間から2週間で劇的に改善しました


最も改善効果のあったコケは緑色の硬いコケ
次にシアノバクテリアにも効果があったと思います
緑色のコケはどうやら硝酸塩を大量に使用するようで、硝酸塩が減るとすぐに消えていきました


シアノバクテリアについては経過を見ているとみりん添加の副作用感が強く、徐々に剥がれてはくるものの、除去剤に比べたらあまりきれいに改善されたとは言いがたいです
結果的には撲滅できましたが、シアノバクテリアを除去したければ素直に除去剤を使った方が効果的で結果も早いと思います


コケの発生がなくなり、壁面にバクテリア膜が張るような状態になったり、みりん添加の翌日に白濁りを起こすようになったら添加を中止します
おそらく、エネルギーだけ添加されてバクテリアが一気に増えたものの硝酸塩が無いために増えた分が死んでしまい、その死骸が白濁りを起こすと思われます


なのでみりん添加を止めると2、3日で白濁りは改善されました


現在、おそらくバクテリアが増えたことでそれを食べるダニのような大きさ(1mmぐらい?)の生き物がガラス面に湧いてます
ライブロックにも当然発生してるだろうし、マンダリンの良いおやつになってるはず
カクオオトゲキクメイシもたぶん流れてきたダニ(生死問わず)を食べてますね、


コケが本当に無くなるのか、という疑問をもって始めたことでしたが、みりん添加する前の自分だったら信じられないほど、コケが全く生えなくなります
生えていたコケは白化はしてもその場に残ってしまうんですが、コケ取り用品のスクレイパーなどで簡単に落とせました
そしてその後にはもうコケは生えません
(前は3日もすればガラス面がうっすら緑色になってしまったレベル)


自分は水換え時にRO水を使っていないので、水換え頻度は多くても週に1回
それ以上の水換えを行うと茶ゴケが大量に発生してしまいます
(ちなみに現在がこの状態)
茶ゴケなので該当する栄養塩はケイ酸塩
シリケイトリムーバーも考えたけど、少しほかっておけば勝手に無くなるので無視します
岡崎市の水道事情は良いようで、そこまで神経質になる必要は今のところなさそう


水換えについて、1回に行う水量は30Lでちょうどいいようです
プロテインスキマーの泡の立ちとカップは毎日確認
みりん添加を行うとバクテリアをもの凄い量スキマーがこし取るので、マメに掃除しないとカップの上にある空気抜きの穴から泡が溢れるので注意


SPSのミドリイシ系はこれらの栄養塩を本当にゼロにしてるわけで、そりゃ自分には無理だと思いましたね
ゼロになってるならそりゃコケは生えないわ
手動でゼロにしたこの水槽の有り様を見て、SPS飼育の難易度の高さに愕然としてます


みりん添加を白濁りするまで続けたとして、適切なタイミングを見誤ると水がバクテリアまみれになってしまいサンゴには当然悪影響
みりん添加が遅れると硝酸塩が溜まってしまってサンゴにはこちらも悪影響


マニュアル管理でSPSを飼育するには、少なくともRO水が必須ですね
オート管理なら何かしらのシリケイトリムーバーを使ってるはずなのでRO水にこだわらなくても良さそう